鳥取市は、鳥取県労働者福祉協議会や民間団体と協力し、地元企業などから参加者を
募り婚活を実施する。結婚する人を増やし、若者の定住につなげる狙い。9月補正予算
案に運営費として500万円を計上した。
福祉の向上やレクリエーションの実施など、勤労者のための活動を展開する県労働者
福祉協議会の東部支部は、市が位置する県東部の多くの企業と関わりがある。市は、同
協議会とタッグを組み、企業を通じて婚活の参加者を募集。婚活を催す際にネックとな
る人集め問題を解消する狙いで、企画調整課は「1人では参加しにくかった人も、社内
の人と『一緒に行こうか』と参加しやすくなるといい」と話している。
市は2010年度から、若者定住策の一つとして「新たな出会い支援事業」を実施。
婚活イベントを催す団体に上限20万円で補助している。これまで市が補助した婚活イ
ベントで、結婚に至ったのは市が把握しているだけで数組。市は、フォローアップ、ノ
ウハウの蓄積を強化し、より結婚につながるヒントを見いだしたい考え。結婚に至った
カップルには、市ならではのプレゼントの贈呈も考えている。
市は、協議会の関係者、婚活イベントを行う民間団体と共に婚活イベントを検討する
組織を10月に立ち上げ、月に1回程度イベントを催す予定。(了)
(2014年9月11日/官庁速報)
- ※PDFファイルがご覧頂けない場合
- 右記のアイコンをクリックして Adobe Reader(無償)をダウンロード してください。