石川県は、飲食店情報検索サイト「ぐるなび」と連携し、観光情報を提供する。来年
３月の北陸新幹線長野―金沢間開業までに、食と観光の情報を一体的に発信するスマー
トフォン向けサイトを開設する。観光情報でぐるなびと本格的にタイアップするのは、
全国の自治体で初めてという。
県は９月補正予算案に、サイト開設の補助金として、県などが出資する新幹線開業Ｐ
Ｒ用のファンドから５００万円を計上した。
首都圏戦略課によると、首都圏に住む人は観光先でもぐるなびを使って飲食店を探す
ことが多く、旅行シーズンになると、石川県民よりもぐるなびで同県の情報を集めるよ
うになるという。観光客に飲食店に加えて観光地の情報を提供することで、誘客を促進
する。
サイトの詳細はまだ決まっていないが、ぐるなび内の石川県のページに入ると、飲食
店と共に、自然や歴史文化などカテゴリー別の観光施設情報や、観光客がいる地点から
のルートなどを確認できるようにする見込みだ。
谷本正憲知事は「食は旅行先を決定する際の重要なポイントの一つ。観光と組み合わ
せて、ニーズに応じ的確に情報を提供することが不可欠」と話している。（了）
（２０１４年９月２６日／官庁速報）
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