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地域限定の通訳案内士制度 奈良県

通訳業務に従事できる制度を創設した。昨年9月に指定された「奈良公園観光地域活性
化総合特区」に基づく措置で、今年度は中国語50人、韓国語50人の地域限定の「通
訳案内士」を養成する。
通訳案内士法に基づく資格試験は、語学だけではなく、全国の地理や歴史、文化など
「むしろ語学以外の分野が難しい試験」(県観光プロモーション課)となっているとい
う。
県の新制度は、一定の語学力があり、70~80時間程度の研修を受ければ認定する
ので、国の制度に比べ資格が取りやすくなっている。さらに、研修の約半分の時間を奈
良の歴史や文化を学ぶ講習に割り当て、豊富な知識を習得することに力点を置いた。通
訳サービスは有償で提供する。
県観光プロモーション課の担当者は「中国や韓国からの観光客の中でも、富裕層から
はより深い知識を持つプロの通訳を求める声が多い」として、奈良を熟知した県版通訳
案内士を多く育成することで、中韓など外国からの観光客増加につなげたいと話してい
る。(了)
(2014年4月30日/官庁速報)

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