大阪府千早赤阪村は、地産地消と伝統的な郷土料理の伝承を目的に、郷土料理のレシ
ピ集を作成した。村のホームページからダウンロードできる。作成には、大阪府の子育
て支援交付金を活用した。
同村は２０１１年３月に策定した「健康ちはやあかさか２１（第２期）」計画に基づ
いて、食育の推進・啓発や郷土料理の伝承などに取り組んでいる。近年では核家族化に
よって郷土料理や食文化を伝えることが困難になっているため、村は１２年から料理教
室を開催しているほか、学校給食にも取り入れるなど、普及活動に努めている。
レシピ集には、昨年１０月に募集した１２品や、料理教室で紹介したレシピなど計
２４品を掲載している。凍り豆腐の製造過程で割れたり、形状不良だったりのものを粉
末にした「粉豆腐」を使った料理や、大豆と小さく切った具材を煮た「じゃり豆」、田
植えが終わった喜びを祝い、秋の収穫を願った「あかねこもち」、お盆の時期にジャガ
イモやカボチャなどの野菜を大きな鍋で炊いて冷蔵庫で冷やして食べた「おみ」などを
紹介している。村保健センターは今後も郷土料理の調査を続けていく方針。（了）
（２０１４年７月１１日／官庁速報）
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