長野県木島平村は２０１６年４月に３日間、同村を含む長野県内で「世界むらサミット」を開くことを決めた。参加対象は、海外の小規模な自治体や集落の代表者と国内の町村長。日本やフランスなどの団体が加盟する「世界で最も美しい村」連合会とも連携し、１４年度から海外５０カ国、国内１００町村を目標に参加者を募集を始める。
国内外の農山漁村の存続や再生に向けた取り組みを学び合い、村々の連帯を深めるのが狙い。人口維持や産業振興といった課題ごとに県内各地の会場で分科会を開くほか、主会場ではフォーラムや交流会などを開催する。１週間前には海外からの参加者らを対象に、全国各地の小規模自治体を視察する「むら巡回ツアー」を行う。
同村は１０年に「農村文明塾」（塾長・奥島孝康元早稲田大学総長）を設立し、村内外の住民や有識者らで農山漁村の活性化を研究している。同塾が事務局長となって今年１１月に村内で開いた「全国村長サミット」では、拡大版となる世界むらサミットの開催計画を報告した。
（２０１３年１２月１８日／官庁速報より）
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