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広島県 少子化対策で結婚応援サイト開設へ

広島県は2014年度、少子化対策の一環で、県民の結婚支援を行う専用ウェブサイ
トの設置・運営に乗り出す。未婚者個人のほか、社員の結婚を応援する県内企業に登録
してもらった上で、婚活イベントなどの情報を提供したり、企業間の合コンの仲立ちを
したりする。関連経費2100万円を14年度当初予算案に計上した。
結婚希望者に交流の場を提供して成婚を支援することで、出生数の増加につなげたい
考えだ。従来の少子化対策は、出産・育児がしやすい環境整備が中心だったが、一歩踏
み込んで結婚数を増やさなければ危機的な少子化は打開できないと判断した。3年後の
成婚50組を目標に掲げる。
サイトの運用開始は7月ごろを予定。嘱託職員2人を新たに採用する。個人は数千人
規模、企業は数十社の登録を見込み、事前に異性の社員が少ない企業などに働き掛け
る。企業の登録に当たっては、未婚社員の恋愛・結婚の世話を焼く相談・推進役(サポ
ーター)を決めることを要件とし、サポーターの養成研修も行う。
サイトが発信する情報は、市町や地域の商工会、民間事業者が主催する婚活イベント
やセミナーなどに関するものが中心。サイト内で独身会員にどんなイベントに参加した
いか調査を行い、事業者などに希望に合った催しを提案してもらう。また、ブライダル
会社などの協賛を募り、会員同士が結婚した場合に記念品を贈るといった特典も用意す
る。(了)

<2014.3.11官庁速報より>

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